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新たな試み 〈神社神楽殿の工事に携わって〉
こんにちは。
リフォームアップの加藤です。
工事が終わって日にちが開きましたが、
神社の神楽殿の工事をさせて頂きましたので紹介致します。
板橋区内にある神社の神楽殿。
参考⇒神楽殿とは?
築90年を超えるという建物でしたが、衰えを知らないようで
立派な造りをしていました。
施工前:
その中で今回、工事するのは、
観覧している方々からよく見える舞台内の木部材のクリーニング。
天井や壁、柱等は長年の埃や木の灰汁などでくすんでいました。
天井クリーニング前:
天井クリーニング後:
内壁クリーニング前:
内壁クリーニング後:
外壁クリーニング前:
外壁クリーニング後:
クリーニング前は、全体的に暗く、重たい印象でしたが、
クリーニング後は、明るい雰囲気で華やかな印象になりました。
それから神楽殿の舞台上の床材の交換を。
年数が経っているので足袋で演舞すると木のささくれが引っ掛かり踊りにくいとのことでした。
床工事前:
床工事後:
床を張替える前は、くすんで木の表面がささくれていましたので、
靴下に引っ掛かる箇所がありましたが、
張替え後は、艶々して明るく、空間が広がった印象です。
さらに、工事前の神楽殿は、解放されており常に風雨にさらされておりましたが、
施工後も同じ状態だと劣化も早くなるので仕切り戸(舞良戸)の設置も致しました。
舞良戸設置前:
舞良戸設置後:
施工前に比べて、重厚感が増した印象です。
それと同時に梁上にあった空間も木材で塞ぎました。
施工前:
施工後:
舞良戸で塞いでも上部が開口していては、木部が傷みやすかったり、
埃等で汚れてしまったり、鳥などの小動物の侵入の恐れもあります。
ここを塞ぐことで、それらの心配が改善されて管理する負担も
軽減されると思います。
神楽殿内の工事後の写真です。
壮大な空間になりました。
神楽殿内工事後:
工事が終わって数か月後の昨年の大みそか。
神社では年越しの催しが行われていました。
改めて施工前
夜に見ると、照明の影響かより映えて見えます。
このような機会は、今後も数多く出会えるものでは無いと思います。
今回は、一部ではありましたが貴重な経験をさせて頂きました。
今後は、神社仏閣の本殿などの工事も携わってみたいなと思いました。